入門・基礎知識

株価は何の影響を受けるの?5つの株価変動要因を知っておこう

株価が毎日上下していることをニュース等でよく耳にしますよね。
毎日のニュースの始まりや終わりにある「本日の日経平均は○○円の上昇、東証株価指数
TOPIXは○○ポイントの上昇~」というコメントが日々の株価の動きを伝えています。

ただ、株価は1日単位の値動きではなく、証券取引所が開いている時間帯なら、その時々で値段が変わるのです。
株価が変動する要因は何があるのか知っていますか?

この記事では、株の価格が変動する要因について説明しています。

その理由や要因を理解して、投資においての自分の考え方をしっかりもてる投資家になりましょう。

株の基本は人気投票

株は人気投票といえます。
その時その時に、人気のある株が値上がりするためで、株価の決定には需要と供給が影響しているのです。

ただし、需要と供給は株価決定の最後の決め手にはなりますが、それが全てを決めているわけではありません。株価が変動する要因は様々あり、それぞれが複雑に絡まり合って現在の株価を作っています。

次に、株価を大きく変動する5つの要因を紹介していきます。どれも、株式投資をしていく上では必須の知識なので知っておきましょう。

株価に影響を与える5つの株価変動要因

1、企業の業績

「株価の本質は企業の業績にある。」と言う人もいるように、企業業績と株価は密接に結びついています。企業の業績が良いと、その企業の株を欲しがる人が多くなります。すると、株価が上がっていくというわけです。

逆に、企業の業績が悪い場合は株価が下がっていくということです。

2、配当金・株主優待

多くの企業は株主に対し、利益の還元として配当金を出しています。配当金は、株価の上下に関わらず安定してもらえる利益で、インカムゲインとも呼ばれています。配当金の額は事前に発表されているので、投資金額と配当金を計算すれば元本に対する利回りが計算できます。

日本株では、配当利回り3%を超えると高利回りとされるので、業績好調企業が配当金を増額し、配当利回りが高くなると株価が上昇し、利回りも落ち着くようになります。

3、自社株買い

営業利益や経常利益など、起業が上げる利益のなかで、株主の利益といえるのは税引き後の当期純利益となります。これを発行株式数で割ると、1株あたりの純利益(EPS)が算出できます。

株価とEPSは、何年で投資の元が取れるか、という考え方に使い、株価が同じならEPSが高いほうがより割安だと考えられます。

企業は経営者の判断によって、自社株買いを行うことがあります。これは、発行株式数を減らす行為で、利益額が変わらなくてもEPSを上昇させる効果があります。

4、金利・為替レート

株式投資は元本割れのリスクがある投資です。現在のように、債権や預金の金利が低い時期から、金利が上がっていくと、リスクを嫌う投資家は預金や国債への投資割合を増やすようになります。すると、株式市場から資金が抜けていき、相場に勢いがなくなってしまうのです。

また、グローバル化が進む中、企業活動には輸出・輸入が不可欠となっています。その中で、急激な円安・円高が起こると、企業の業績に大きく影響を与えるのです。

例えばトヨタ自動車では、1円円高になると400億円もの営業利益が消えると言われています。1円円安になれば、当然逆に動くので、円高円安が株価に影響する理由がわかりますよね。

5、全体相場の状況

全体の相場状況も株価に影響を与えます。株価の本質は企業の業績ですが、リーマンショック後など、相場全体が軟調な時期は業績好調な企業でも株価が下落する場合があります。

一方で、アベノミクス開始時やトランプ大統領当選後などは、多少の業績悪化は気にしないという雰囲気もありました。

相場動向を事前に読むのはとても難しいのですが、上手く波に乗れれば上げ相場でも下げ相場でも利益が上げられます。

相場を大きく動かす特殊要因

企業の業績や経済状況とは別に株価を動かす要因があります。それは[keikou]自然災害や戦争・テロなど、企業活動や人々の生活を大きく揺るがす出来事[/keikou]です。

東日本大震災や北朝鮮のミサイル発射時はパニック売りが殺到します。

[su_note note_color=”#fdfae0″]パニック売りとは…株式市場・為替市場などで、個人または集団の根拠のない不安や恐怖による混乱した状態で売る動き。
株価が急落し始めると、相場全体がパニック状態になり、売りが先行し、売り一方になる場合を指す。[/su_note]


パニック売りが起こると、全く関係のない企業まで暴落します。基本的に、株価はすぐ元に戻りますが、被害の程度によって企業活動に影響があると判断されると、株価低迷が続く場合もあります。

株価は何の影響を受けるの?5つの株価変動要因を知っておこうのまとめ

 株価は常に、何かの影響を受けて動いています。
大きな要因として、「企業の業績」「配当金・株主優待」「自社株買い」「金利・為替レート」「全体相場の状況」の
5つが挙げられます。それぞれが株価形成に大きく関わってくるので、[keikou]トータルで考えるようにしましょう[/keikou]。

また、自然災害など突発的な出来事で市場が暴落する可能性もあります。そういう場合はパニックにならず、冷静に状況を判断できると良いですね。