入門・基礎知識

空売りとは?初心者でも勉強必須!信用取引の基礎知識

空売りとは?信用取引の1

株式投資は通常の場合は、安く買って高くなったところで売ることでその差益を利益とするのが通常の株式取引です。しかし、株式取引には買わなくても借りることもでき、この取引のことを「空売り」と言えいます。

この「空売り」は信用取引の一種で、自分の持っている資金以上の株式を動かすことができます。この空売りでの利益の出し方は、株式を証券会社から借り受けて株価が下がった際に買い戻して決済をします。

この時株価が下がれば差益が発生。反対に株価が上がれば損失となります。

具体的には、A社の株式を10,000円で空売りしたとします。この時、証券会社から株式を借りている状態のため、同じ枚数の株を返さなければなりません。そこで後日株価が5,000円まで下がったため、株を買い直して証券会社に返却しました。

この時の差額10,000-5,000円の5,000円が自分の手元に残り、自らの利益となるのです。

信用取引とは

信用取引は、少ない資金を効率的に使うことができ、株価が下がっていく場面でも利益が出るのはとても魅力的です。信用取引のメリットをご紹介します。

信用取引の種類

空売りを行う場合は、通常の株式投資よりも高額な取引ができる関係上、リスクも大きいですがリターンも大きい取引方法です。しかし、通常の株式取引との違いは、株式が借り物ということです。このため期限内に返さないといけません。

この空売りを含めた信用取引には「制度信用取引」と「一般信用取引(無期限信用取引)」の2種類があり、それぞれ期限が異なります。

「制度信用取引」は、証券取引所が指定した銘柄に限り取引をすることができます。返済期限も決まっており、6ヶ月以内に決済の必要があります。

「一般信用取引(無期限信用取引)」は、ほぼすべての銘柄を自由に取引することができます。また、資金の額や株式の返済期限も無期限です。

保有資金の3倍レバレッジを効かせて大きく儲ける

信用取引の魅力は保有資金以上の3倍までレバレッジを効かせて取引をすることができます。100万円の場合は300万円分の取引ができるので、その分だけ利益が出る幅も大きくなります。

1つの銘柄を何度も売買できる

信用取引の場合は、同じ銘柄を何度も売買できるため、一時的に下がったら買い戻し、株価が戻った際にまた売り建てると言えうトレードを行うこともできるでしょう。

信用取引だからこそできる「空売り」

信用取引でしかできない手法として「空売り」があります。この方法は株価が下落している局面でも積極的に利益を狙いにいける手法のため、暴落時などは特に大量に利益を得ることができるでしょう。

信用取引でかかるコストやデメリット

信用取引は、リターンが魅力的な反面、コストやデメリットも存在します。ここでは、コストとデメリットについて紹介します。

損失のリスクも大きくなる

まず一番大きいリスクは、損失も大きいことです。レバレッジはプラスの面だけではなく、マイナス面にもかかるため、空売りして株価が上昇をし続けた場合、その差額の分だけマイナスになるため注意が必要です。

貸株料と金利

空売りの場合には貸株料というものが発生します。これは、空売り独自の制度で証券会社から株式を借りるために起こるのです。株式を借りて空売りをした際に買い戻すまでに株式に金利がかかるのです。この金利は1日単位で増えるため、短期決済しない場合は、支払う金利もどんどん増えてしまいます。

制度信用取引で空売りをしている場合にかかるコスト逆日歩

証券会社から株式を借りる空売りですが、証券会社も無限に株式を保有しているわけではありません。株が不足した場合、証券会社は日証金というところから株式を借り、そこでも不足すると機関投資家から借ります。

この時に手数料を払う必要があり、この手数料は投資家負担になるというルールが逆日歩です。株式の発行枚数が少ない企業の場合は起こりやすい減少になっています。

追証発生

逆日歩どうように注意が必要なのは、追証です。通常信用取引では、取引額に対して30%以上の証拠金というものを証券会社に預けます。この時の割合を委託保証率と言えい、これよりも低く設定されている「最低委託保証金維持率」という基準もあります。

この基準は、保有している株式を取引するための最低保証額のため、この維持率よりも下回った場合には追証が発生し、追加で証券会社に保証金を支払わなくてはなりません。

追証が発生した場合は、保持している株式を売却するか、期日内に入金する必要があります。これらのどちらかができない場合は、借金となり返済する必要が出てきます。そのため、保証金は多めに入れておくのが得策と言えるでしょう。

株価下落時でも利益を出せるがリスクも大

信用取引は、下落時でも取引ができてレバレッジも効かせることができるため、上手にトレードを行えば数百万単位の利益を出すことができます。資金が少ない中で大きな取引ができるのは魅力的と言えるでしょう。

その一方で現物株ではかからないコストや追証などの大きなリスクもあります。自分の持っている資金以上の損失も出る可能性があると頭に入れておく必要があります。

空売りとは?初心者でも勉強必須の信用取引の基礎知識のまとめ

信用取引はメットの反面デメリットも大きい取引方法です。トレードによっては数百万単位の利益、あるいは数千万単位の損失も珍しくありません。取引を始める前に内容を十分に理解する必要があるでしょう。

信用取引をしない場合でも、信用取引の仕組みを把握することで株式の動きを予想することができますので、覚えておきましょう。